不動産投資（5）決めた物件

ご紹介してきたように、3件の物件をお断りさせていただいた後、3か月後くらいに不動産屋さんから連絡が来ました。

「あなたにピッタリと思える物件が2つあるので見てほしい」とのことでした。

しつこいようですが、その条件とは、以下の2つです。

1)「自分が住みたい」と思える物件でないとピンと来ない（要は「買わない」ということです） 

2)節税効果や将来の試算としても魅力はあるが、まずは毎月の収支が黒字でないと意味がない

この2つを満たす物件は以下の2つでした。

①門前仲町

②初台

この2つの物件は、たしかに毎月のキャッシュフローが黒字になるものでした。

そして、①の門前仲町はちょっとピンときませんでしたが、②の初台は、比較的生活圏内ということもあり、魅力に感じたのです。

築年数も浅く、駅からも近く、居住環境としても良かったので、「住んでもいいな」とも思えるような物件だったのです。

とはいえ、私も最初の不動産投資だったので、多くのことが心配になりました。たぶんみなさんも同様の気持ちになるかと思い、私が不安に思ったことを列挙していきます。

1）事務手数料、保険、ローン、不動産所得税など、とにかく全ての経費を計算すると、結局初期費用はいくらかかるのか。

2）2年目以降、どのような経費がかかるのか。黒字になるのか赤字になるのか。

3）率直に言って、不動産投資にはどのようなリスクが伴うのか。どのように備えればよいのか。

4）何年くらい頑張って返せば、最悪物件を手放すことになっても損しないか。

この4つの疑問を、切り口をいろいろに不動産屋さんにぶつけていきました。

もちろん将来のことなど誰にも分かりません。なので不動産屋さんだって確かなことは言えません。それでもある程度の不安が解消されたところで、私は踏み出すことにしました。

上記の4つに対する疑問と、実際の手続きについて語っていきます。（続く）

※なお、みなさんも疑問に思う点があれば、メッセージをいただければ回答していきます。