そもそも、なぜ金(きん)が良く投資対象として話に出てくるのでしょうか(そうでもないかな・・?)。
金って、科学的にとても安定している物質なのです。化学的にほかの物質と化合しないのですね。ものすごく平たく言うと、保存性が極めて極めて高いわけです。
そして、希少性も高い。かつ美しい。
要は、「ざ・お宝」なわけです。
さて、金には2つの用途があります。
1)工業用
前述のとおり、きわめて安定している物質なので、大事な工業製品にはよく使われます。
2)宝飾用
まあ分かりやすいですよね。「金の延べ棒」なんていったり、昔、ある自治体が「金塊1億円分」を買って話題になったりしましたよね。
さて、話は変わりますが、株や為替などの他の投資対象に比べて、金はある決定的な特長があります。それは何だかわかりますか?
それは、
価値が絶対にゼロにはならない、というものです。
株は、その企業が倒産すれば、紙くず(ゼロ円)になってしまいます。
為替も、その発行主体の国が無くなれば、価値はゼロです。
しかし、金は金である以上、絶対に価値はゼロにならないのです。
ですので、例えば大震災や紛争があった時、例えばお金、株券、不動産権利書、金(きん)があり、どれかを持って逃げるとき、絶対に価値がゼロにならないという観点では金(きん)を選ぶべきでしょう。
※もちろん紛争の理由や現場などによりますが・・。
さて、今回は金の特徴について触れました。
それでは、その金の相場を左右する要素について考えてみましょう。
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