買い増しの手法について、実践でやってみましょう。
先人たちの知恵は
「上げ相場では少なく買い増し」
「下げ相場では多く買い増し」
ということのようです。
ではそれを実践した例をやってみましょう。
まず、例のごとく日経平均で実験してみます。2000年から、こんな値動きでした。
こうやってみると、いい感じに凸凹してますよね。
そこでこういう買い付けをしてみます。
まず最初(2000年)に10,000円分買います。その後、以下のルールで買い付けを続けてみます。
・下げ相場では20,000円を買い増す。
・上げ相場では5,000円を買い増す。
こうなります。
もちろん、今が「上げ相場(下げ相場)の真っただ中だ!」なんてわかりません。ですので、こんなうまく買い増せる保証はありませんが、仮にそう買えたとします。
そうすると、当然ですが上記のとおり、総投資額は6万円(10,000円 + 20,000円 + 5,000円 + 20,000円 + 5,000円)になります。
さて、そうすると2016年9月1日には、評価額はいくらかというと…なんと
79,086円
すごくないですか!
ちなみに、2000年1月からの株価と投資額を指数化するとこうなります。
このグラフ、言い換えれば、最初に6万円分を一気に買ったより(青いグラフ)、買い増しを随所でしていった場合(赤いグラフ)の方がこんなに勝つという証拠なのです。
さて、ほかの例も見てみましょう。
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