出産にかかわる還付・給付(1)どういうものが給付の対象か

先日、めでたく第一子を出産いたしました。


出産って本当にお金がかかるのですよね。

出産は基本的に自由診療となるため、健康保険が適用されません。


ここでおさらいですが、「保険診療」と「自由診療」についてご説明します。


健康保険が適用される、いわゆる「患者さんの3割負担」されるものが「保険診療」

言うなれば「別にその医療、受けなくてもいいじゃないの。あなたの勝手なんだから保険は使えないよ」という形で、「患者さんが全額負担」するものが「自由診療」です。


風邪や骨折などの治療は保険がききますが、例えば「レーシック手術」や「歯列矯正」などは、「別にあなたの勝手でしょ」にカテゴライズされ、保険がききません。


ここで分娩(出産)です。

不思議なことに、これが「自由診療」なのですよねぇ…。

国としても、少子化を止めたいのであれば、ここにかかる医療費を安くしてほしいのですがね。。


ではあるのですが、実は国も応援してくれています。

それが「出産一時金」と呼ばれるもので、一律42万円が支給されます。


「そ、そんなにくれるの!?それならむしろ儲かるのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなに甘いものではありません。これを上回る額が、出産費用としてかかるのです。


ただ、その金額の多寡は、地域や病院によって大きく変わります。

「ほとんどこの42万円を超える部分はかからなかったので、実質負担は数万円だった」という方もたくさんいますが、我が家の場合は、次に述べる理由のため、実にさらに45万円ほどかかりました…。


1)普通に分娩費用の高い病院だった。

 都内でも高級住宅地と呼ばれるエリアの、最近立て替えたばかりの綺麗な病院だったので、分娩費用(出産における「基本料金」だと思ってもらえれば良いです)が、大変高かったです。


2)6日間の入院が個室になり、「差額ベッド代」がかかった。

 出産後、女性は子供と一緒に5~6日間入院します。

 我が家はその際、個室を選択したため、「贅沢料」みたいな感じで、1日1万円ほどが追加でかかりました…。


3)手術が必要となった。

 出産が、途中までは順調だったのですが、最後の方で少し難航したため、「吸引分娩」という手法を取りました。これは手術となり、追加で費用がかかることになりました。



上記の理由により、我が家の出産費用は、実にトータルで90万近くになったのです。

そこに、前述した「出産一時金」がもらえるので、実質は約45万強の自己負担となりました。


さて、ここから、予想していなかった「還付」が起きます。次の記事で。




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