前回は「株主優待で選ぶ」テーマでお話をさせていただきました。
今日は「配当金で選ぶ」テーマでお話をさせていただきます。
「配当金」とは、なにかと言いますと、
企業:
「投資をしてくれて(わが社の株式を買ってくれて)ありがとうございます。投資をしてくれたおかげで、わが社は利益を上げることができました。つきましては、その利益の一部を、投資をしてくれた方に、投資金額に応じて還元させてもらいます。」
というものです。
なお、配当金を出すか否か、出す場合はどれくらい出すかは完全に企業に任されています。なんなら配当金を出す必要もありませんので、出ない企業もあります。
どれくらい配当金を出す意欲がある会社か、というのは「配当性向」と呼ばれる指標で分かります。
例えば商社の「双日」を見てみましょう。GMOクリック証券の画面です。
赤枠で囲ったところが配当金です。
これは、「一株を持っている人は、8円を配当金としてあげますよ」という意味になります。
「8円?しょぼい!」と思われたでしょうか。
株価を見てください。一株が257円ですよね。257円で買った人は、持っている限り毎年8円もらえるのです(もちろん変更することはありますよ)。そう、気づいた方もいらっしゃると思います。257円で8円。これが配当利回り」の3.11%というわけです。
もう一度いいますが、毎年3%もらえると思えば、ずっと持っていても悪くはない、と思われるのではないでしょうか。
※もう一度言いますが、未来永劫必ず8円出るかどうかは分かりませんよ!!
良く、すごい個人投資家が、目標を聞かれたときに、「配当金だけで1,000万円稼げるまでは投資を増やしていこうかなと思ってます」などと答える方がいますが、それがまさにこれです。
例えばこの双日の株を1,000株持っていれば、年間で8,000円。10,000株持っていれば、80,000円がもらえるのです。そう、ハッキリ言って、普通預金の100倍以上良い利回りなのです!
余談ですが、楽天の三木谷社長は、実は社長としての給料はそんなに高くないそうです(と言ってもサラリーマンからしたらすごい額ですが)。その代わり、彼は楽天の株をたくさん持っているので、この配当金ですごい稼げるというわけです。
と言うわけで、銘柄の選び方の2つ目は、「配当金で選ぶ」でした。
別に好きな企業でなくとも、株主優待がショボくとも、なんなら値上がりがしそうになくとも、配当金をコツコツもらうのを目的にするのも、一つの手なのです!
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