前回、金(きん)の特徴を、とっても簡単ではありますがおさらいしました。
では、その金の相場変動の理由を、これまた簡単にまとめてみましょう。
(もちろん、私など計り知れない種々の理由があるとは思うのですが、イメージしやすいレベルでご説明します)
ヒントは2つです。
まず一つ目が、前回お話しした、「金の価値は絶対にゼロにはならない」というものです。
そして二つ目が、以下のグラフを見てください。
これは、金(きん)と日経平均の金額の推移です。どうですか?ざっくりですがほぼ逆の動きをしていませんか?
この2つのヒントからわかることは、こういうことです。
「投資家のみんな、リスクを取りたくない状況において金を買う(金の値段があがる)」ということなのです。
・どこぞで紛争が起きた→株が下がり金が上がる。
・どこかの金融機関が破たんした→株が下がり金が上がる。
こういう感じです。
もう一度言います。「リスクを取りたくない状況に置いて、金の値段は上がる」と覚えておけばOKです。
私なりの解釈では、例えるなら「一時避難場所」です。
しつこいですが、価値は絶対にゼロにはならないので、みんな株や不動産などのリスク資産を攻めているが、ちょっとピンチになると、金に逃げ込む、というわけです。
有名なセリフの「有事の時の金」というのはそういうことなのでしょうね。
0コメント