さて、前回、ドルコスト平均法の作り出す不思議なマジックをご紹介しました。
みなさんも、本当にそうなるのかを簡単なエクセルで試してみませんか?そうすれば、いろいろとシミュレーションもできると思います。
ではまずエクセルを開いてください。
A列から順に
・投資経過月
・その月の株価
・その月に買える口数
・累計保有口数
・合計資産
としてみましょう。こんな感じになります。
A列にだけ、T+1,T+2…T+30と入れました。これは30ヶ月継続的に投資するときの例です。
さて、B列(その月の株価)に適当な数字を入れてみましょう。
例えば、最初の月(2行目)が10,000円でした。次の月(3行目)が、前月比で1%下がる例としてみましょう。こうなります。
3ヶ月目(4行目)~20ヶ月目(21行目)なども同じ数式を入れていくとこうなります。
ここから株価が反転して上がり始めることにしましょう。21ヶ月目(22行目)にこう入れます。
要は1%の値上がりをしたというわけですね。これを30ヶ月目(31行目)まで続けてみましょう。こうなります。
これで、見事(?)、30ヶ月で約9%下落した株価を描くことができました。
続いてC列です。C列は、毎月10,000円の投資を続けた際、その月に買い付けできる口数を入れます。
こんな数式です。
1月目(2行目)は10,000円で10,000円のものを買うので、当然1.0口です。
この数式を下まで持っていくとこうなります。
そうなんです。値下がりすると、買い付けられる口数が1.0よりお増えるのです!もうピンと来られたかもしれませんが、これがドルコスト平均法の真骨頂(?)なのです!
D列にはC列の累計を入れてみましょう。こうなります。
30ヶ月目(31行目)をご覧ください。30ヶ月 × 10,000円を投資したのに、買い付けられた口数は33.5口です。3.5口も多く買えているのです!
D列はこの数式を入れます。
それを一番下までコピーすると、
ご覧ください。30ヶ月目(31行目)には、305,766円になっております!30万円の投資で、しかも株価自体は値下がりしても、すでに利益が出ているのです!これがドルコスト平均法です。
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