別の所で、ドルコスト平均法が損するケースとして、一方向に値段が動き続けた場合とお話ししました。本当にそうか、このエクセルで試してみましょう。
前回は、21ヶ月目(22行目)から上昇に転じましたが、これをやめ、ひたすら1%ずつ最後まで下がったとして考えてみましょう。チャートで書くとこうなりますね。
そうすると、どうなるかと言いますと、
30万円の投資(10,000円×30ヶ月)に対し、最後は260,300円になってしまいました。
でもまぁそれはそうですよね。なにせ下がり続けたのですから。
では、上がりっぱなしだとどうなるでしょう。逆に、毎月1%ずつ、30ヶ月ひたすら上昇をし続けた式にしてみてください。
そうすると、30ヶ月目(31行目)はどうなるかというと・・。
347,849円になっており、47,849円儲かっております。
「あれ?ぜんぜん損していないじゃないか」と思われますか?もし、この30万円、最初の月にまとめて投資していたら、30ヶ月目にはなんと400,000円を突破するのです!
じわじわと買い付けていったので、儲かる額が少なくなってしまった、イコール損をしてしまったと言えるのです。
というわけで、もう一度になりますが、ドルコスト平均法は、「一方向に値段が動き続けた場合は損をする」のです。
なのですが、そんな銘柄、ほとんどないですよね・・。
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