株式投資(27)1億円当たったら⑤

3つのコースを以下の3つの軸で比較してみましょう。


1)価格変動リスク 

2)流動性リスク 

3)リターン期待度(将来性)


★が多い方が良いと考えてください。例えば価格変動リスクで★★★★★ということはリスクがないので良い、ということとお考え下さい。


第1のコース : 5,000万円の家を買い、残りを貯金として取り崩して暮らす。 

1)価格変動リスク ★★★★★

2)流動性リスク  ★☆☆☆☆

3)リターン期待度 ★☆☆☆☆


もう5,000万円の現金一括で自宅を買ってますからね、どんなに値下がりしても、自分が住む家は売らないというスタンスでいれば、正直リスクなんてないようなものです。

ただし、「自分が住む家は売らない」ということは、つまりそこから得られる収益は全く期待できませんので、リターン期待度は全くないことになります。


早い話が、超低リスク・ノーリターンというお金の使い方がこの第1のコースと言えるでしょう。


第2のコース : 1億円を全額、配当利回りの良い株式に投資する。

1)価格変動リスク ★☆☆☆☆

2)流動性リスク  ★★★★★

3)リターン期待度 ★★★★☆


まぁ、株式ですからねぇ…。値段は動きますよね。含み損が出るかもしれません。そういった意味では、価格変動リスクは3つのコースのうち、断トツで高いです。

ただし!

別のところで触れたように、含み損が仮に出たとしても、配当金がコンスタントに入ってくるのであれば、別に値下がりしたって売らなければいいだけなのです。


そして、こちらで見ましたが、20年目の残高が一番少なそうに見えますが、それはあくまでも現金の話。そう、1億円の株は手元にあるのです(もちろん値下がりしているかもしれませんが)!


第3のコース : 1億円のマンションを買って貸し出す。

1)価格変動リスク ★★★☆☆

2)流動性リスク  ★★☆☆☆

3)リターン期待度 ★★★★☆


不動産については、たしかに値上がりする可能性もあります。よく言う「高速道路が通ることになった」とか、「大手デベロッパーが開発を進め、値上がりした」とかいうケースです。

ですが、不動産(マンション)は建物という現物資産です。普通は経年劣化と共に値下がりしていくのが普通でしょう。

ですので、株式よりも値下がりリスクは普通に考えれば高いものです。

そして、流動性リスクは高いですね。マンションは売ろうと思ったら、2,3か月は完了するまでかかるのではないでしょうか。

株式は極端な話、売ろうと思えば、そこそこ流通している株式であれば速攻で売却できますからね。


あと、マンションは空室リスクを抱えます。5%の利回りで試算しましたが、空室が続けば、2~3%になってしまう可能性もあります。

そうなると、経年劣化で値下がりがほぼ確実な不動産は、株式よりも不利な感じがしますね。



いかがでしょうか。みなさんは1億円があったら何に使いますか?


私なら、第2のコース1億円で配当利回りの比較的良い株式を買いますね!!




…奥さんに止められて、結局第1のコースになりそうかなぁ…(笑)

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巷(ちまた)にあふれる「サラリーマン 副業 副収入」の検索結果も、結局アフィリエイトサイトだったりして、FXやアルバイトをやってみれば?と、今一つリアリティがないのが現実。それなら、実際にやってみて、その結果を赤裸々に公開しようという企画(?)です。 どれくらい儲かるのか?危険や懸念は?時間的、金銭的ROI(投資対効果)がいい方法は? 私の日記的な側面が強いですが、参考になれば幸いです。

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